PyTorchのObjectDetectionフレームワーク「MMDetection」を使って独自モデルを学習する

公式リリースからしばらく経過したPyTorchですが、最近は便利な周辺ライブラリが揃い始めました。 ObjectDetection用のライブラリもちらほら出てきています。 PyTorch用のObjectDetectionライブラリといえばDetectron2が有名ですね。 GitHub - facebookresea…

学習が爆速と噂のTTFNetをGoogle Colaboratoryで動かしてみた

TTFNetとは 2019年9月頭ころにarxivに公開されたObject Detectionのモデルで、学習がとても速いのが特徴です。 論文タイトル:Training-Time-Friendly Network for Real-Time Object Detection既に実装が公開されています。 github.com所謂anchor freeのモデ…

NVIDIA DALIを使ってPyTorchのDataIOを高速化する

はじめに 学習にとても時間のかかるDeepLearningですが、 計算している部分よりも、データの前処理などに時間がかかっているということはよくあります。 少しでも学習を早くするために実装レベルでいろいろな工夫がありますが、 このエントリーではNVIDIA DA…

TensorflowのBatchNormalizationは難しい

はじめに 久しぶりにTensorflowをいじっていて、BatchNormalizationの挙動を確認した際の備忘録です。 実際の挙動確認や理論的なお話は下記によくまとまっています。 qiita.com qiita.com本ブログでは、ダメな実装について紹介したいと思います。 ダメな例 …

Google Colaboratory + pytorch で SIGNATEコンペ参加(開発編3)

引き続きGoogle Colaboratory + pytorch で SIGNATEの AIエッジコンテスト(オブジェクト検出)に参加するお話です。 前回までで、モデル、Loss関数など学習に必要な部分を揃えました。 後は実際にオブジェクト検出を行い、正解と比較して評価を行う部分を作…

Google Colaboratory + pytorch で SIGNATEコンペ参加(開発編2)

引き続きGoogle Colaboratory + pytorch で SIGNATEの AIエッジコンテスト(オブジェクト検出)に参加するお話です。 開発項目おさらい 前回のエントリーで、開発項目を幾つかあげました。 それぞれ紹介するつもりでしたが、あまりGoogle Colaboratoryと関係…

Google Colaboratory + pytorch で SIGNATEコンペ参加(開発編1)

引き続きGoogle Colaboratory + pytorch で SIGNATEのAIエッジコンテストに参加するお話です。 どんなオブジェクト検出アルゴリズムを使うか オブジェクト検出といえば古くはHaar+AdaboostやHoG+SVMなど ハンドメイド系の特徴量を使うものが基本でしたが、 …

Google Colaboratory + pytorch で SIGNATEコンペに参加(準備編)

動機 子育てのため在宅する時間が増えました。 せっかくなのでこの機会にアウトプットしていきたいと思い、 SIGNATEのAIエッジコンテストに個人で参加した記録をここに残すことにしました。 今回は、通常業務と直接関係のある、オブジェクト検出部門にトライ…